風待草の随想録

日々の出来事を徒然に

初時代劇

明けましておめでとうございます。

今年最初の時代劇として何を見るか。
これは時代劇ファンには非常に重要な問題。

今年、風待草が選んだのは伝七捕物帳日本テレビ版)でした。


中村梅之助の金さんが初恋の人で永遠の恋人である風待草は、遠山の金さん捕物帳を選ぶべきか悩んだのですが、なんとなく気分が伝七捕物帳だったので、録画してまだ見ていなかった伝七捕物帳の第73話を選択しました。


この話を選択したのは正解でした。
なんとなくの勘が当たりました。
何が良かったかというと立ち回り。


第73話「母恋い怨み花」(1975.6.10放送)

f:id:kazemachigusa:20190102152108j:plain
悪役に脅され絶体絶命のヒロイン


f:id:kazemachigusa:20190102152134j:plain
そこへお約束通り伝七親分が襖を開けて登場


f:id:kazemachigusa:20190102152735j:plain
立ち回りが始まります


そうそう、このお約束がたまらないのですよ、時代劇ファンとしては。


今回の立ち回りは外に出て、続きは藤棚の側で。
これが良かった!

f:id:kazemachigusa:20190102152937j:plain


藤が満開なので、5月頃に撮影したのかなぁ。
ロケ地はどこだろう?
などと、ぼんやり思っていた私の目に飛び込んできたのはこの映像。


f:id:kazemachigusa:20190102153046j:plain

ちょっとちょっと!
まるで少女漫画の世界じゃぁないですか!
花を背負って登場するなんて!


しかも中村梅之助、藤が似合う。
伝七親分は紫房の十手で色が合っているし、着物の色も藤と合っていて格好良すぎですよ。

あー やっぱり、中村梅之助って色気のある役者だなぁと惚れ惚れしてしまいました。


f:id:kazemachigusa:20190102154642j:plain

f:id:kazemachigusa:20190102155037j:plain

立ち回りのクライマックスでは、藤の花びらも散り、何とも素晴らしいものてした。


あ~ 新年早々、いいもの見た~

すっかり上機嫌の風待草でした。