風待草の随想録

日々の出来事を徒然に

闇の歯車

先日、手に入れた特別鑑賞券でさっそく観てきました。

時代劇専門チャンネル開局20周年記念作品
闇の歯車

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いいですねぇ。いいですねぇ。
時代劇作品の看板。
丁髷姿の役者さんが勢揃いってだけで、もうね、こう、盛り上がる訳ですよ。


そういえば、映画館に行くのはずいぶん久しぶりです。しかもスクリーンで時代劇を最後に観たのは30年くらい前。黒澤明七人の侍を観て感激したのを覚えています。


久しぶりに映画館で時代劇を観る。
ちょっとワクワクしながら出かけましたが、実はこの作品については然程期待してませんでした。
原作は藤沢周平だったので、まぁ、無難だろうと思ったくらいで、特別鑑賞券を貰ったから見に行こうといったくらい。


ところがどっこい!
思いの外、良かった!


いやいや、時代劇専門チャンネルさん、気合い入れて作りましたねー。


劇場でも上映出来るくらいの質の高さで作ったと聞いていましたが、これはなかなかのものでした。
テレビ放映だけじゃ勿体ない。


劇場のスクリーンで観て良かったー!


主演の瑛太が思いの外、良かった。
危ない遊び人の役が似合っていましたねー。
町人髷もなかなかのお似合いで。
背が高いので着物姿が間延びするかと思いましたが、遊び人の着付けだったので、まったく問題なかったです。
羽織姿だとちょっと難しいかもしれませんね。

江戸言葉、懐手姿や手をすっと袖から抜く仕草なんかも無難にこなしていました。
贅沢を言えば、もう少しこなれて、粋な様子が出ていると良いのですが、最近は昔に比べ時代劇が作られていないので、これを若い役者に期待するのは酷なことですね。
若手でこれがバッチリ出来るのは歌舞伎役者くらいでしょう。


まったく話は変わりますが、ずいぶん久しぶりに大地康雄さんのお顔を見ました。
お久しぶり。


今日は劇場の大きいスクリーンで時代劇が観られて満足、満足。
時代劇専門チャンネルさん、特別鑑賞券をありがとうございました。