伝七捕物帳(日本テレビ)を観ていて、こんなものを見つけました。
第89話「情のかんざし供養」(1975.11.25放送)
お墓参りに歩いてくる子分の文治の股引きの膝が土で汚れています。
ところが…
お墓の前に来たときには股引きの膝は汚れていません。
股引きの汚れは何処へいったのだ?
それとも着替えたのか?
などとツッコミを入れながら、後半を確認。
案の定、話の後半に、お墓の前で自害しようとする娘さんを文治が止める場面がありました。
ここで膝をついて汚れた訳ですね。
このお墓の前の場面をまとめて撮り、次にお墓にやって来る場面を撮ったのでしょう。
しかもこの自害を止める場面も、走って来て地面に膝をつく前から股引きが土で汚れていたので、2回目以降の撮影だったのがわかります。
この場面では股引きが汚れていた方が前の場面との繋がりは合っているのですが。
一つの場面を何度も撮影して作るので、場面の繋がりを合わせるのは難しいですよね。
スクリプターの仕事の難しさが少しだけ分かった気がします。