風待草の随想録

日々の出来事を徒然に

人参

週末ということで、のんびり伝七捕物帳日本テレビ版)を観ていたら、こんな映像がありました。


第110話「父と呼ばれて十五年」(1976年5月11日放送)
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長屋の井戸端に

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人参が置いてあります。
しかもこの人参、西洋系のものです。


人参は京人参のような東洋系のものと、現在よく見る西洋系のものとがあり、西洋系の人参が日本に入ってきたのは江戸末期。
伝七捕物帳に登場する北町奉行は遠山左衛門尉影元で、つまり時代は江戸後期です。

長屋の井戸端に西洋系の人参があるのはおかしいですね。


パッと見て何かが変と思った風待草の勘は正しかった。
何となく嬉しい。