風待草の随想録

日々の出来事を徒然に

結髪

本日の時代劇は「必殺からくり人」。
とにかく山田五十鈴が観たくて録画した作品です。


必殺からくり人
第2話「津軽じょんがらに涙をどうぞ」(1976年)
f:id:kazemachigusa:20200307150130j:plain


やはり彼女は三味線を弾く姿が美しい。


ご存知ない方のために書きますが、山田五十鈴は、どの作品でも、ご自身で三味線を弾いています。
だから、なおさら美しいのですが…。
楽器は真似っこでは美しい映像になりませんからね。


さらに、本当に感心させられるのは結髪の技術
他の場面も見てみましょう。

f:id:kazemachigusa:20200307145433j:plain

この鬢の膨らませ方!


流石の大女優、まるで江戸時代の浮世絵そのものの、素敵な髪型です。
結髪さんも、気合いが入っていたのでしょうね。


「結髪」、この言葉もあまり使わなくなりましたね。おそらく、時代劇をあまり見たことがない方はご存知ないでしょう。「けっぱつ」と読みます。


私のスマホでは、「結髪」の文字を「けっぱつ」で変換できませんでした。「鬢」はちゃんと「びん」で出てきたのてすが。
使わない言葉は予測変換に出てこない。スマホは正直だなぁと、思った今日この頃でした、